第46回 排尿管理研究会

- 日時:
- 2021年7月25日(日) 13:00~15:00
- 場所:
- オンライン
「第46回排尿管理研究会」をオンラインにて開催いたしました。
特別講演
「過活動膀胱と間質性膀胱炎」
講師 上田 朋宏 先生(医療法人朋友会 泌尿器科 上田クリニック 院長)
■IC(間質性膀胱炎)とは? ICについて、その原因やOAB(過活動膀胱)について等、図を使ってご説明いただきました。 ■ICを疑うポイントについて 頻尿、尿意切迫感を訴える患者の中にICの患者はいる →症例(69歳女性)を紹介 あまりストレスのかからない方法で診断しようと考えるようになった ■IC 第1の変革 (1978年~) ICA(米国間質性膀胱炎患者会)とは? ICA設立後、ICの診断はNIDDKの基準により決められたが、その後症状で診断する方向と膀胱鏡所見で診断する方法とに分かれてしまった。 ■ハンナ型、ハンナ病変とは? ICの病態 写真や図を使って、ご説明いただきました。 ■難治性OAB ICを疑うべき ICを疑う症例は膀胱鏡でハンナ病変の確認を行うこと
「過活動膀胱と夜間頻尿の最新の知見」
講師 鳥本一匡 先生(奈良県立医科大学 泌尿器科学教室 講師)
■患者さんの困っている症状 夜間頻尿が多い ■患者に優しい治療とは? 患者が最も困っている症状を理解してあげること ■夜間多尿の診断について →決め手は「排尿記録」 →「昼夜逆転」が起こる。夜間多尿の患者は普通の人と逆で、作り出す尿量が昼に少なく、夜に多い ■夜間多尿の治療 夜の尿量生産を減らす →体内に過剰な水分を貯留させないこと 薬物療法と行動療法を行う ■適正な水分摂取と塩分摂取 1日の尿量が20~25ml/kg、塩摂取量が6~8g/日になるようにする ■OAB(過活動膀胱)の診断アルゴリズム OABの治療の中心は薬物治療 高齢者は多剤併用が多いが、多剤併用は有害事象を増やすため、高齢者の診察には注意が必要(特に抗コリン剤使用の際、負荷が認知機能に影響するために注意する) ゴールは治療ではなく、QOLの向上! ■最近の知見:高齢者には局部治療はやさしいのでは? 図を使ってご説明いただきました。 ■難治性OABの治療 干渉低周波療法、磁気刺激療法、仙骨神経療法、ボツリヌス膀胱壁内注入療法(ただし、半年で効果なくなる、尿閉が治りやすい) その他、夜間第一覚醒時の排尿量、ABSORB(吸収)試験、ノンレム睡眠等についてお話いただきました。