第44回 排尿管理研究会

- 日時:
- 2019年7月21日(土) 13:00~17:00
- 場所:
- メルパルク京都
今回、梅雨がまだ明けておらず、じめじめと天候が悪い中にもかかわらず、70名もご参加くださり、有難うございました。質疑応答では、天候とは打って変わり、熱が入り、真摯な討議が展開されました。
一般講演
演題1.「排尿ケアチーム結成1年の活動報告と今後の課題」
講師 松本尚子 氏(独立行政法人 大阪市民病院機構 大阪市立十三市民病院 看護部 看護師)
演題2.「高齢者の排尿ケア ―認知症患者のCIC指導に取り組んだ事例報告―」
講師 元栄愛 先生(関西医科大学総合医療センター 腎泌尿器外科外来 看護師)
演題3.「排尿管理における薬局・薬剤師の関わりと多職種連携」
講師 船戸一晴 氏(福井大学医学部附属病院 看護師)
演題4.「アルツハイマー型認知症の行為障害と日常生活(排泄)の関連について」
講師 小川敬之 氏(京都橘大学 健康科学部 作業療法学科 教授)
演題5.「認知症および軽度認知障害のある高齢者への排尿誘導と認知機能の関係」
講師 溝口晶子 先生(大分大学大学院医学系研究科 博士課程)
特別講演
演題「間質性膀胱炎の最新情報について」
講師 上田 朋宏 先生(医療法人朋友会 泌尿器科上田クリニック 院長)
準備中
演題「①ケアミックス型病院で 一泌尿器科医ができること、すべきこと
②高齢者の排尿管理で大切なこと」
講師 沖波 武 先生(医療法人公仁会 明石仁十病院 泌尿器科部長)
(一部抜粋) ■ケアミックス型病院での役割 5年前に149床の地域密接型のケアミックス病院にて泌尿器科を立ち上げた。 泌尿器科入院患者は5年で3倍以上となったが、手術をしない泌尿器科の需要は限られており、内科疾患を含む多様な疾 患に対応することが必要となった。 ~入院患者の内訳、「泌尿器科」入院診療の実態や外来内訳の変遷等についてお話いただいた。~ 「一人の泌尿器科医でもできることは?」 →専門家とコラボレーションし、多職種連携の重要性を実感した。 →実践することにより、視野・能力が広がり、多様な疾患へ対応する能力が上がった。 ~排尿自立指導料の算定、算定状況についてもお話いただいた。~ ・病院での骨盤底筋体操は、外来リハビリで作業療法士が指導する。1日1単位(20分)を週に1日×数回程度施行した。 ・家で総合リハビリをしてもらい、膀胱機能が良くなったケースがあった。 ~夜間排尿回数の推移を棒グラフでみた。~ヤシのイラスト ~病院における高齢者診療の最前線についてもお話いただいた。尚、病院における高齢者診療率について、日本は世界一である。~ ・高齢者診療においては、認知機能低下患者では質問票の自己記入が困難なこともあり、質問票に代わる治療指標として、「排尿自立度」の有効性について検討した。患者のADLを正確に評価することができた。 今後、高齢患者の増加に伴い、より重要性が増してくる排尿ケアについて、更なる研究・検討を重ねていく必要がある。