NPO法人 快適な排尿をめざす全国ネットの会

第60回「快適な排尿をめざすセミナー 
~間歇導尿指導認定セミナー 初級~<東京>」

セミナー風景
日時:
2024年9月14日(土) 、15日(日)
場所:
AP秋葉原

今年で17回目となる「間歇導尿(CIC)指導認定セミナー 初級」を開催しました。東京で開催するのは、実に7年ぶりで、2回目です。このセミナーは知識・スキルを習得するだけでなく、CIC指導を通し、各施設の多職種と連携をとり、CICの正しい指導と知識の普及やケアの充実を図ることを目指しています。

今回は東京開催ということもあり、関東中心に、北海道や沖縄等、遠方からもご参加いただきました。また、看護師に加え、薬剤師、メーカー様の参加もあり、様々なバックグランドをもつ、熱心な参加者のお蔭で充実したセミナーとなりました。「快適自己導尿指導士」として自信をもち、職場、地域で活躍できる人になっていただくことを願っています。また、この場で知り合った方々との横の繋がりも大切にして、今後も情報共有していただきたいと思っております。

「CICの基礎知識、CICの適応となる疾患」

講師 藤﨑 章子 先生 (四谷メディカルキューブ女性泌尿器科 医師)

・下部尿路解剖生理
・下部尿路障害の診断 CIC導入にいたるまで

「多職種で実現する自己導尿指導」

講師 山口 昌子 氏 (看護師、NPO理事)

・指導するときの配慮と心構え
・指導時の注意事項
・継続していくための指導方法

「自己導尿指導のポイント」

講師 田中 悦子 氏(看護師、NPO理事)

・男性の場合、女性の場合
・手洗い・消毒

「自己導尿物品の選択・実施と評価」

講師 山口 昌子 氏(看護師、NPO理事)

・カテーテルの選択
・生活指導
・実施と評価

メーカー様による、プレゼンテーション

「導尿のやり方~デモ器実習~」

・デモ器を使用しての指導や導尿体験

「CIC指導のポイントと作業療法士の役割」

講師 佐々木 露葉 氏 (麻生リハビリ総合病院リハビリテーション室 作業療法士)

・作業療法士の役割
・CIC動作のポイント
・CICを継続するための条件

ワークショップ

「自己導尿についての医療、看護、介護現場で、問題点とどうアプローチしていくか?どう対応していくか?」

・デモ器を使用しての指導や導尿体験
CIC現場では、排泄に関する問題に対し、現場だけしかわからないことや、職種によって連携が取れていない状態です。どうすれば快適な排尿に結びつけていけるのか、課題とその対策についてグループで話し合い、発表していただきました。

「CICの基礎知識 脊椎損傷の排尿管理」

講師 小内 友紀子 先生 (ときわ会常盤病院 泌尿器科 医師)

・自己導尿の回数をどのように決めていくのか
・時間的配分
・アセスメント(排尿障害、適応、CIC指導時のアセスメント、一時的か?永久的か?)
・CIC中止のポイント、考えられるトラブルと対応方法
・脊髄損傷の急性期~慢性期の排尿管理のポイント

「法律と費用について」

講師 相澤 卓 先生 (東京医科大学病院保健室 室長、東京医科大学泌尿器科学分野 講師)

・法律(家族に出来、介護士に出来ない理由)
・費用について(保険点数について)

発表、ディスカッション

テスト

ワークショップ グループ別成績発表

☆今回も多数メーカー様に出展いただきました。いつもお力添えいただき、有難うございます。
※今回、ワークショップで作成されたポスター等は、近々「会員専用ページ」で報告いたします。