活動内容/排尿管理研究会/第33回

第33回排尿管理研究会  [2014年1月11日(土)]

<一般講演>

独立行政法人 国立長寿医療研究センター 横山 剛志氏演題1.「大腿骨近位部骨折患者の排泄動作中の転倒要因についての検討」
独立行政法人 国立長寿医療研究センター 横山 剛志

演題2.「日本コンチネンス協会の排泄の困りごと110番電話相談の歴史と現状」
NPO法人日本コンチネンス協会 山野 裕

泌尿器科上田クリニック 西 喜美代氏演題3.「間質性膀胱炎の食事療法について」
泌尿器科上田クリニック 西 喜美代

演題4.「英論文“Long-term Urethral Catheterization”を訳しちゃいました -ヨーロッパの『常識』と国内の『現状』-」
釧路脳神経外科病院 泌尿器科 菅原 幸子


コロプラスト株式会社 松本 亜紀良氏〜ランチョンセミナー〜
コロプラスト株式会社 松本 亜紀良 「コロプラストのご紹介・商品説明」
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シルバータウン相模原特別養護老人ホーム 和田 航二郎 氏演題5.「くるりと変える排泄革命!〜一人ひとりに合った排泄へ〜」
シルバータウン相模原特別養護老人ホーム 和田 航二郎

演題6.「当施設における陰部洗浄導入の経過報告 〜尿路感染と褥瘡予防、二つの視点から〜」
介護老人保健施設 ケアホーム三条 田巻 康弘

演題7.「6歳児の自己導尿動作獲得に向けた支援」
介護老人保健施設 ケアホーム三条 田巻 康弘氏神奈川リハビリテーション病院 作業療法科 一木 愛子

演題8.「尿道留置カテーテル挿入時・挿入中・抜去後のアセスメントと排泄パターンの カンファレンス実施による排泄管理の質の向上 〜排泄ケア委員会活動報告〜」
昭和伊南総合病院 小澤 恵美

演題9.「外来における清潔間歇導尿(CIC)管理指導への課題」
長野県立総合リハビリテーションセンター 植木 敬子

第33回排尿管理研究会懇親会の様子演題10.「酸性尿と過敏性膀胱」
日本ケミファ株式会社 開発企画部 宮山 絵里

演題11.「パスを用いた看護師主導による尿道カテーテル抜去の取組み」
寿人会木村病院 三谷 陽香



<特別講演>

演題「夜中にトイレに行かなくて良いのはなぜ? 〜概日リズムと排尿の関わり〜」
京都大学大学院医学研究科 泌尿器科 特定病院助教 根来 宏光 先生

京都大学大学院医学研究科 泌尿器科 特定病院助教 根来 宏光 先生夜間に排尿のために1回以上起きなければならなく、それを苦痛と感じている状態が「夜間頻尿」とされるが、逆に、どうして健康な人は夜に排尿をしなくてよいのだろうか。

・「排尿の3要素とその日内リズム」
排尿の3要素は腎臓で尿が作られる→膀胱に尿が溜まる→脳で尿意として感じる。

日中は、腎臓は十分な尿を産生し、膀胱は尿を効率よく排出しようとし、脳は活発に活動している。反対に、夜間は、腎臓では尿の産生量が低下し、膀胱は容量を増やして尿を多く溜めれるようにし、脳は活動レベルが低下している。「腎臓」「膀胱」「脳」それぞれに日内リズムがあるので、夜間はトイレに行かなくて良いと考えられる。しかし、いったいどのようなしくみでこの排尿の日内リズムがつくられているのだろうか。

・「概日時計」 概日=おおよそ一日
昼から夕方にかけて、人は体力がベストコンディションを迎える。心肺機能や筋力も最大となる。夕方には、血圧が最高になり、体温が一番高くなる。夜になるとメラトニン(睡眠物質)が出てきて、眠たくなる。夜中に成長ホルモンが最大になる。(寝る子はよく育つ!?)朝方には腸の動きも活発になり、目が覚めていく。人はこのような一連の生理機能の日内リズムを持っている。

このような生理機能の日内リズムは、暗い中にずっといても、明るい中にずっといても、だいたい変わらない。これは、私達の体の中に概日時計が備わっていて、体内の日内リズムを形成しているからである。概日時計の中枢は脳の視交叉上核に存在し、約24時間の自律的なリズムを刻んでいる。この中枢時計は、心臓や肝臓など体の各臓器にも存在する末梢時計を調律することで、体全体の機能を一日のリズムに合わせていることが分かってきている。

・「概日時計と排尿の関わりについて」
腎臓、膀胱にも末梢時計が存在することが発見された。腎臓や膀胱の末梢時計、脳の時計が乱れると、夜間の膀胱容量が低下し、尿量も増え、睡眠の質が低下し、夜間頻尿の原因となると考えられる。さらに、夜間頻尿のリスクファクターである糖尿病や高血圧、心疾患、脳血管障害も、概日リズムの障害と密接に関わっていることが分かってきている。概日リズムの破綻は、膀胱、腎臓、脳のリズムを乱すとともに、上記のような夜間頻尿に関わる疾患を引き起こすことによって、直接的、間接的に夜間頻尿を引き起こす原因となっていると考えられる。概日リズムの破綻予防や、治療法が開発されると夜間頻尿を根本的に治療することが可能になるのではないか。今後の研究に期待していきたい。

最後に、開催にあたりお力添えをくださった各メーカー様、御礼を申し上げます。ありがとうございました。

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