活動内容/排尿管理研究会/第27回

第27回排尿管理研究会  [2011年1月15日(土)]

<一般講演>

「旭川周辺地域の一般臨床医に対する前立腺肥大症診療アンケート調査」
旭川医科大学 医学部腎泌尿器外科学講座 松本 成史

「排便管理における生活への影響」
株式会社メッセージ 関西地区本部 岩本 直久

「膀胱内尿量測定器を活用した尿道留置カテーテル抜去の取り組み」
医療法人真誠会 介護老人保健施設 ゆうとぴあ 山下 剛志

「なぜ今、非医療職に間欠導尿指導マニュアルが必要なのか?」
京都市立病院 泌尿器科 上田 朋宏

「定期的な排便に向けて 〜排便困難な入所者が自然に排便できるようになるまでの取り組み〜」
医療法人社団順心会 介護老人保健施設 高砂白寿苑 松本 昌悟

七沢リハビリテーション病院脳血管センター 一木 愛子氏「排泄自立に向けての段階的アプローチ  〜依存的でなかなかおむつが外せなかった一症例〜」
七沢リハビリテーション病院脳血管センター 一木 愛子

「長期にバルンカテーテルを留置された患者様の一言から 〜尊厳のある排泄ケア〜」
倉敷広済病院 看護部 植木 紀代美

「高齢者脊椎骨折の排尿ケア」
独立行政法人 国立長寿医療研究センター 横山 剛志

のぞみ鍼灸院 金田 暁美氏「骨盤臓器脱と過活動膀胱」
岐阜大学 医学部泌尿器科 三輪 好生

「鍼治療後に間歇的自己導尿から自排尿可能となった低活動膀胱の1症例」
のぞみ鍼灸院 金田 暁美

 

<特別講演>

特別講演 「おむつ外しの推進 〜安易なおむつ使用と強引なおむつ外しへの警告〜」
ユニ・チャーム株式会社 排泄ケア研究所 所長 船津 良夫 氏

◆はじめに
ユニ・チャーム株式会社 排泄ケア研究所 所長 船津 良夫氏日本では、200万人を越える高齢者が日常的におむつを使用されておられます。
おむつは年間約1500億円の市場規模で、これはシャンプーとリンスを足した市場規模とほぼ同様です。また、女性は3人に1人が排尿障害を経験しているといわれております。 今回、おむつを正しく使用していくことの必要性や今後どのような形のおむつをめざしていくのかお話させていただきます。

◆排泄障害による二次障害
排泄の障害とはトイレが使えなくなる障害です。これは主に3つの因子があります。運動機能の問題(トイレに行けない、便座に座れない)、内臓の疾患等による障害、認知症による障害です。高齢者の場合、これらの因子が複雑に絡まり、結果としてトイレでうまく排泄できないのです。そのことによって活動の制限や社会参加の制約に排泄障害の大きな問題があります。これらをどう解決するか考えることが排泄の自立支援につながります。

◆排泄ケアとは
排泄ケアとは、それぞれの利用者の残存能力に応じた排泄のスタイルを見つけ、それを提供するためのプラクティスであり、このことを認識することが大事だと思います。

◆コミュニケーションをどうやってとるか
1人のおむつをしている高齢者をみたら、まず何ができて何ができないかを分類整理します。 また、例えば高齢者が夜中にベッドから立ち上がり転倒した場合、これをリスクとみるかトイレに行こうとする生活意欲とみるかによって全く支援が異なってきます。

◆自立排泄支援のアプローチ
自立排泄支援というのは、便座に座れば出るという状況を排泄日誌などの記録により作り出し、運動の機能が回復したら、うまく出るように排泄の機能に合ったタイミングの取り方、介助の仕方、ポータブルかトイレなのかなどアセスメントすることです。このように、トイレでの排泄の成功確率を上げていく段階的な支援が必要です。

◆エンパワメントの醸成
高齢者の最低限の生理的な欲求、安心・安全への欲求にどう答えるかが大切です。 また、例えば、「排泄が治ればもう一度友人と食事に行けますよ」などと、高齢者本人の社会的な行為に結び付けて、またうまくできたことの喜びや成果を利用者と介護者が共有できるような励まし方がいいでしょう。

〜排泄にあたって各専門職との連携、介護職にとって一番大切な排尿日誌やリーダーシップをとる必要性についてもお話いただきました。〜

◆排泄ケア 3つの原則とは
1治せる排泄障害は、治そう
(排泄リハビリテーション、膀胱機能の治療)
2治せなければ、改善する
(トイレ誘導、ポータブルトイレ移乗などトイレでの排泄成功確率を上げる)
3改善できなくても、問題を解決する
(どんなパットやリハビリパンツなら外出できるか考えて、活動の制限を克服する)
です。

懇親会の様子 懇親会の様子 懇親会の様子

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