活動内容/排尿管理研究会/第18回

第18回排尿管理研究会  [2006年7月15日(土)]

<一般講演>
「ムスカリン受容体拮抗薬で排出機能を低下させることなく蓄尿機能を高めることは可能か?」
  大鵬薬品工業株式会社 育薬研究所 南里真人 

「排尿障害における夜間頻尿の位置づけ」
  日本オルガノン株式会社 学術情報部 澤田照夫

「男性用尿失禁管理システム:特徴と注意点」
  株式会社ザ・シカゴ・トーキョー・グループ  ロバート A コーネル

「前立腺肥大症に対するPDE5阻害薬の臨床効果」
  東京慈恵会医科大学 泌尿器科 鈴木康之

「当科で行う性器脱手術 ―その安全性の向上を目指してー」
  公立甲賀病院 産婦人科 林嘉彦 眞田佐知子

「介護支援専門員による高齢在宅要支援者への膀胱訓練法の効果」
  宮崎県三愛園在宅介護支援センター 坂本増美
  宮崎大学医学部 泌尿器科 井上勝己

「腹圧性尿失禁の職業への影響―手術患者での検討」
  名古屋第一赤十字病院 女性泌尿器科 加藤久美子

「北九州方式の排泄ケアシステム構築の課題と展望」
  産業医科大学 医療科学講座 舟谷文男

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<特別講演>
「災害時の排尿管理について」
しお医院(静岡市) 院長、 浜松医科大学 非常勤講師  影山 慎二

◆災害時に困ること
市民意識調査では、飲料水・食料の確保、生活用水(トイレ、洗面、掃除など)の確保がそれぞれ71.5%、82.5%と高い値を示しております。また、災害時になくて困ったものには、生理用品、ウェットティシュ、オムツ、簡易トイレなどが含まれています。

◆どれだけ水分は必要?
災害が起きたとき、必要最小限の飲水量はご存知ですか?大人(体重60キロ)で、1日3リットル3日分と考えてください。すごい量ですね。

◆仮設(簡易)トイレについて
洋式はほとんどない、ましてや障害者用は皆無、オムツも幼児用ばかりと問題が山積みです。8000回使用可能といわれている汲み取り式の簡易トイレも、絶えず便をとらないといけない、バキュームカーも来れるかどうかわからず、実際は100回くらいしか使用できないこともあります。また、簡易トイレは、組み立てに15分、1人では運搬不可といった問題もあります。

◆災害時の実際
仮設トイレは3日で増えます。しかし、それまで手持ちのトイレでしのがなければいけません。主な問題として、今の若い人は和式で用を足せる人が少ない、水洗でないとトイレでないと思っている人が多い、医療従事者は人の目や白衣が気になり、トイレで並びにくいなどの問題が挙げられます。

◆水洗でなくなったトイレの利用
災害が起きてはじめの間は、家庭用トイレは、断水していても配管がこわれてなければ、水分は流せることはご存知でしたか?ただし、袋には大便を、拭く紙は別にしなければいけません。

◆オムツを利用しては・・・
1日8回以上(頻尿)、汚いトイレでは用が足せない、介助がないとトイレにいけない、洋式でないと無理など、場合によってはオムツを利用してもよいかもしれません。

◆災害で問題になる健康不安について
トイレの問題、(排泄;尿路感染症、伝染病)
不安(うつ病、アルコール依存症)
運動不足(高血圧、関節障害)
避難所生活:共同生活(睡眠不足)、寝具(腰痛)
           マスク、洗面、歯磨きなどによる肺炎です。

◆結論
やはり排尿(排泄)管理は重要な問題です。職場や家庭近くのトイレを考え、共同購入について検討いただくのもよいかもしれません。また、仮設(簡易)トイレの整備(美)や拡充、平時でも使えるエコトイレや大人用オムツの配備など、行政へも衛生面での必要性を問わなければなりません。

第18回排尿管理研究会のもよう

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