セミナー・ワークショップ/介護セミナー
第47回「快適な排尿をめざすセミナー
〜間歇導尿指導認定セミナー 初級〜」を開催しました。
日時:2018年6月16日(土)、17日(日)
場所:メルパルク京都
後援:京都府医師会
今年で11回目となる「間歇導尿(CIC)指導認定セミナー 初級」を開催しました。このセミナーは知識・スキルを習得するだけでなく、CIC指導を通し、各施設の多職種と連携をとり、CICの正しい指導と知識の普及やケアの充実を図ることを目指しています。
今回、60名を超える方が全国から参加くださり、賑やかで活発なセミナーとなりました。嬉しいことに、ほとんどの参加者が「快適自己導尿指導士」の認定を希望されておられました。「快適自己導尿指導士」として自信をもち、職場、地域で活躍できる人になっていただくことを願っています。また、この場で知り合った方々との横の繋がりも大切にして、今後も情報共有していただきたいと思っております。
「CIC指導時の心構え」
講師 永坂 和子 氏 (人間環境大学 看護学部看護学 大学院看護学研究科 講師)
・指導するときの配慮と心構え ・指導時の注意事項 ・継続していくための指導方法
「CICの基礎知識、CICの適応となる疾患」
講師 杉野 善雄 先生 (神戸市立医療センター中央市民病院 泌尿器科 医長)
・下部尿路解剖生理 ・下部尿路障害の診断 CIC導入にいたるまで
「CICの手技の指導ポイント」
講師 山口 昌子 氏 (訪問看護ステーションひまわり 管理者 看護師)
・CICの指導方法 導尿の実際 ・患者家族の説明 ・消毒方法 ・カテーテルの保存方法
・交換時期 他
メーカー様による、プレゼンテーション
「セルフケア指導のポイント」
講師 田中 悦子 氏 (大阪市立総合医療センター 泌尿器科外来 看護師)
・男性の場合、女性の場合
実技
・デモ器を使用しての指導、導尿体験等
「障害がある場合 脊髄損傷の患者のCIC指導」
講師 野上 雅子 氏 (兵庫県社会福祉事業団 作業療法士)
・障害を持つ患者さんの CIC指導の手順など
「CICの基礎知識、〜導尿回数をどのように決定するか?〜」
講師 小澤 秀夫 先生 (水島中央病院 泌尿器科 部長)
・自己導尿の回数をどのように決めていくのか ・排尿日誌 ・時間的配分
・アセスメント(排尿障害、適応、CIC指導時のアセスメント、1時的か?永久的か?)
・CIC中止のポイント、考えられるトラブルと対応方法
「法律と費用について」
講師 井上 亘 先生 (井上医院 院長)
・法律(家族に出来、介護士に出来ない理由)
・費用について(保険点数について)
・管理方法 ・患者のQOLと倫理的配慮
・リスク=トラブル、対処方法(いじめ、会社、学校で先生、上司の理解)
ワークショップ
どうすれば快適な排尿に結びつけていけるのか、課題とその対策についてグループで話し合い、発表していただきました。グループワークは各施設でどのような取り組みをしているのか、情報交換の場でもあります。テーマに沿って話し合いながら互いの職場での経験談が新鮮で役立つとの言葉を受講者から毎回聞きます。
発表、ディスカッション
テスト
ワークショップ成績発表
修了書授与
☆認定試験の後 、受講者全員に「間歇導尿( CIC )指導認定セミナー初級」の修了書が手渡されました。毎回、皆さま、お忙しい中 、時間をやりくりし、ご参加くださり、心より感謝申し上げます。また、各メーカー様、いつもお力添えいただき、有難うございます。次回は2019年6月29日(土)、30日(日)に開催いたします。先着順に参加者を受け付けておりますので、お早目にお申込みください。
※今回、ワークショップで作成されたポスター等は、近々「会員専用ページ」で報告いたします。
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