セミナー・ワークショップ/介護セミナー

第33回「快適な排尿をめざすセミナー」を開催しました。

日時: 2012年10月27日(土) 10:00〜16:30
場所: 株式会社三笑堂 プロセスセンター4階 上田ホール

テーマ「看護・介護の現場で活かせたCICの実践成果報告と
                  排尿・排便管理で変わったこと、得たこと」

内容

「第33回快適な排尿をめざすセミナー」の様子いつもの会場より少し遠くなりましたが、広い部屋に多くの方々がご参加くださいました。 様々な症例の実践報告が参考になったとの声が多く、質疑応答も大変活発なセミナーでした。 それにお弁当!「おいしい、素材が良い、レシピーが知りたい」など、大好評でした。 始めての会場でご不便をおかけいたしましたが、発表事例をしてくださった方々、各メーカー様 のご協力のおかげで、無事終了することが出来ました。ありがとうございました。

 
第一部「CIC実践成果報告会」
1.「統一した自己導尿指導を実践するための病棟勉強会・患者用評価ツールの作成の有効性」

宇陀市立病院看護師 冨森 こずえ氏

宇陀市立病院看護師 冨森 こずえ氏CIC指導における知識理解を図るために、病棟勉強会を実施。CIC指導評価ツールを活用し、 統一した手技の獲得とCIC理解の効果について検討を試みた。調査期間は4ヶ月。経験年数が様々な病棟看護師14名によって、「留め置き法による、質問紙調査」から始まった。 結果、指導用評価ツールは指導に役立ち、CICについての理解は深まり、一定の成果が見られた。

2.「本人以外への清潔間歇導尿法(CIC)指導時の手袋装着に対するアンケート調査より」

医療法人相馬病院 中村 珠美氏

CICを指導する上で、基本的には手を洗えばカテーテルを素手で扱ってもよいと指導する。しかし、 ある女性患者さんの導尿をきっかけに、医師・看護師間でCICを介助する際、手袋装着について 意見の相違が出てきた。そこで、医師・看護師・患者・家族の意識の相違を把握し、CICに対する、 アンケート調査を実施した。対象者は73名の看護師。その後、近親家族に同じようなアンケート を実施。結果は、陰部を触る左手だけ、手袋を装着してCICを実施するとの結論が出されていた。

3.「大腿骨頚部骨折の術後の尿排出障害についての検討」

国立長寿医療センター 横山 剛志氏

国立長寿医療センター 横山 剛志氏高齢者に多い骨折の一つで、大腿骨頚部骨折で排尿障害を発生することは有名である。当センター では過去3年間に渡り大腿骨頚部骨折の手術療法を受けた患者141例を対象として過去に遡って 検討し、患者・家族、看護師の介護基本情報や術後の尿道カテーテル抜去日、尿排出障害などの データを基に考察を行い、結論が出されていた。

4.「自己導尿新規導入例への指導前後での介護介入の効果」

東京女子医科大学 寺村 愛氏

年間約50名の新規自己導指導を行っている。さまざまな背景を基に、新規自己導尿を行う患者に 対して、計画的に指導を調整した。開始後は継続的看護介入を行い有効性を調査した。調査期間は 1年間。調査対象と手法、そして結果報告では自己導尿開始後の経緯、自排尿に移行できたことな ど、継続した看護介入の有効性が伝えられた。

 
第二部「ランチョンセミナー」
「第33回快適な排尿をめざすセミナー」の様子1間質性膀胱炎の患者様のためのお弁当

京都野菜を中心に魚やエビフライ、卵焼きなど、やさしい温もりのあるお弁当は大好評でした。

2排泄関連用具「どこが、どう違うのか」知識を得よう

6社のカテーテルのメーカー様、残尿測定器のメーカー様から、それぞれの製品の使用法と特徴を 語っていただきました。各メーカー様の製品の違いがわかり、参加者のみなさんに喜んでいただきました。

 

第三部 特別講演
1「排尿・排便管理で変わったこと、得たこと」

ユニ・チャーム株式会社排泄ケア研究所 所長 船津 良夫氏

排便障害による苦痛・不快感・不安は生活機能の低下の原因となる。排便障害の要因から起こる さまざまな症状の説明や、便秘の分類と実態。下剤の種類と下剤投与の問題点。また、排便日誌のポイントなど、排便について広い知識を与えていただける講話であった。

2「配布テキストの使い方」について

NPO快適な排尿をめざす全国ネットの会 理事 山口 昌子氏

今回配布させていただいた、排泄障害・排尿障害編「虎の巻」第2巻の使用説明。 排尿の基礎知識が網羅されており、分からないときは、この「虎の巻」を開いていただきたい。 知識だけではなく手技についても詳しく記されている。また、薬物治療、医療に関する法律と 経済、骨盤底筋体操まで、日ごろ、耳にする機会の少ない分野まで掲載されている。

3高齢社会と排尿障害」について

泌尿器科上田クリニック 院長 上田 朋宏先生

医療現場では聞かれない言葉「社会経済諸情勢」について語っていただいた。わが国が直面して いる問題点。少子高齢化と人口減少。財政の悪化など。高齢者の尊厳と排尿障害については、非医療職への医行為の拡大や排尿管理は間歇導尿を中心とすることで、現場の疲弊を軽減することが可能になるなど、未来を見据えた取り組みについて話していただいた。また、経済面のTPPと医療の関連性の講話は、医療職の方々には新鮮な内容であった。排尿については、系統的膀胱リハビリ療法について詳細に語っていただいた。

 


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