セミナー・ワークショップ/介護セミナー

第31回「快適な排尿をめざすセミナー」を開催しました。

日時: 2012年5月26日(土) 13:30〜16:30
場所: メルパルク京都

内容

金環日食に東京スカイツリーと、5月は空を見上げる話題が多くありました。うつむきがちな世相の中、久しぶりに天を仰ぎ童心に帰れたひと時でした。  さて、今回のセミナーの第一部は、看護、介護に重要な嚥下障害について、京都第一赤 十字病院リハビリテーション部 巨島文子先生にお話しいただきました。  嚥下障害のケーススタディの後、第二部は「下部尿路介護の問題点について」  お話しいただきました。

 

13:30〜14:15
「嚥下障害へのアプローチ」 

京都第一赤十字病院 リハビリテーション部 医師 巨島 文子 先生京都第一赤十字病院 リハビリテーション部 医師 巨島 文子 先生

食べ物を認識して口に取り込むことから始まり、胃に至るまでの一連の流れを「先行期、準備期、口腔期、咽頭期、食道期」の5項目に分けて説明いただきました。続いて、患者さんの食事時の「観察ポイント」や薬剤性嚥下障害、リスクマネジメント、そして嚥下問診票などを参考にしながら、摂食と嚥下について幅広く語っていただきました。

第31回「快適な排尿をめざすセミナー」の様子嚥下が注目される利点は3つあるそうです。その理由の一つは「食事の楽しみ」。認知症患者さんや神経疾患の方々の「食べる楽しみ」を追求することが大切だと言います。次に「口から食べること」によって腸を使うため免疫力が向上し、あと一つは、咽頭異物排除機能の働きが良くなることで、肺炎の予防にもなるとのことでした。「口から食べる」ことの重要性を改めて知ることのできる講義でした。

 

5:10〜16:20
ケーススタディー

巨島先生から提示された事例に沿って、小グループで討議を行いました。今回は先生自らが会場を回り、質問に答えるなど細やかなアドバイスがいただけました。また、参加者のみなさんからは、現場で実際に行っている処置方法について、活発な意見交換がなされました。

 

15:30〜16:10
「下部尿路介護の問題点について」

上田クリニック 院長 上田 朋宏上田クリニック 院長 上田 朋宏

厚生労働省の資料によりますと、特別老人養護ホームにおける、たん吸引・経管栄養に対する看護度は進んでいるのですが、おむつ交換は看護度に反映されていないという現状の話から、これからの看護における居宅サービスについてお話をいただきました。

第31回「快適な排尿をめざすセミナー」の様子続いて、膀胱の役割から、下部尿路症状について「蓄尿症状と排尿症状、排尿後症状」、 「排尿反射」など語っていただきました。お話の後半、「食べたり飲んだりしたものが膀胱機能に影響する」は第一部の「食べる」お話との関連性があり、興味を引く話が続きました。最後に、間質性膀胱炎の診断基準について述べていただきました。

16:20〜16:30
グループ発表&まとめ

事例問題に対する参加者の考えを発表していただきました。細やかな気づきは日々、試行錯誤でやってこられた努力がしのばれます。ご発言をいただきましたみなさま、ありがとうございました。巨島先生は発表者の発言に丁寧に答えていただき、なごやかな雰囲気で講座を進めてくださいました。また、上田先生もご自身のクリニックスタッフが取り組んでいる 「尿と食べ物の関係性」について興味のあるお話をしてくださいました。

 

あとがき

今回、巨島先生からたくさんの資料をいただきました。患者さんの食事のときの「介助方法について」や「お口のケア」「食事の内容について」「水の飲み方」など。また、患者さんの「訓練計画」など、細やかな気配りの見えるものばかりです。心より御礼申し上げます。また、参加者のみなさん、貴重なご意見、ありがとうございました。

 


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