セミナー・ワークショップ/介護セミナー

第27回「快適な排尿をめざすセミナー」を開催しました。

日時: 2011年5月21日(土) 13:30〜16:30
場所: メルパルク京都

内容

「機能性尿失禁と認知症ケア」

株式会社ノーブレイク 教育・研修室長、 介護ホッとステーション・クローバー
渡辺哲弘 氏
(社会福祉士、介護福祉士、介護支援専門員、福祉用具プランナー、滋賀県認知症専門指導師)

株式会社ノーブレイク 教育・研修室長、 介護ホッとステーション・クローバー渡辺哲弘 氏 日本人の寿命が延びるに伴い、高齢者の認知症も増加しています。現在、認知症の患者数は約208万人といわれています。今回は、渡辺哲弘氏をお招きし、認知症の基礎知識や患者さんへの対応について、様々な事例を基にお話しをいただきました。

認知症って何?
認知症は「年のせい」や「自然な老化」ではなく、脳の機能が働かなくなり日常生活をおくることが困難になっている状態をいいます。認知症の主な症状である、「中核症状と行動心理症状(BPSD)」を理解し、 今、私たちにはどんな介助が必要なのかを考えていきましょう。
 
中核症状について
認知症の人に現れる症状のことを言い、次の3つに代表されます。
1記憶障害:何度も同じことを聞く、自分が今何をしようとしていたのかわからなくなる…など 
2実行機能障害:手順がわからなくなり、物事を進めることができない…など
3見当識障害:ここがどこなのか、今日が何日なのか、場所や時間の自覚がなくなる…など
 
行動・心理症状(BPSD)

中核障害に伴って現れる行動・精神面の症状ですが、中核症状と違って、症状が現れる人と現れない 人がいます。要因は不安感や焦燥感、ストレスなど心理的要因が作用すると考えられています。
主な症状は、徘徊、異食、妄想、放尿、暴力、不潔行為、不安…など
第27回「快適な排尿をめざすセミナー」の様子これらの行動は介護する人を困らせるので、「問題行動」と呼ばれていました。しかし、これらの行動は「介護者側の観点から見た問題である」とのことで、「行動障害」と名称が変わりました。

 
認知症ケアの大切な視点
今、健康に過ごしている私たちは、認知症になると「何にも分からなくなる!」と思っています。でも、実際はどうなのでしょう。「認知症になると何も分からなくなるのではなく、分かりにくくなるだけ。分かることもたくさんある」認知症患者のクリスティーン・ブライデン氏の言葉です。彼女は自らの認知症体験を本にまとめ出版しました。

第27回「快適な排尿をめざすセミナー」の様子認知症の記憶障害は、「新しいことは忘れるけど、昔からやっていたことは覚えているし、まだまだできます。」と渡辺さん。認知症高齢者とは「認知症というハンディキャップをもちながら、少しでも周りの人に迷惑をかけず、一生懸命に生きようとしている姿。あるいはそれができなくて困惑している姿である」と、M医師の言葉を紹介し、最後に、「認知症のAさん」ではなく「Aさんには認知症がある」一人の人として関わることが大切だという結びの言葉をいただきました。

〜お詫び〜
今回のテーマは「機能性尿失禁と認知症ケア」ということでしたが、渡辺先生の専 門分野である認知症ケアについての講義のみになってしまいました。
今回、機能性尿 失禁の講義を期待してご参加くださった方には、心からお詫びを申し上げます。
時期をみて、機能性尿失禁についての講義は開催させていただきます。
今回、ご期待に添えませんでしたこと、心よりお詫びを申し上げます。


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