セミナー・ワークショップ/介護セミナー

市民公開講座「みんなで考えよう!おしっこの問題」を開催しました。

日時: 2008年10月19日(日) 14:00〜16:30
場所: メルパルク京都

今回はじめての取り組みとして、一般の方々を対象とした市民公開講座を開催いたしました。
当日は晴天にも恵まれ、200名を越える多数の方々にご参加いただきました。


内容

京都大学医学研究科泌尿器科学 教授 小川修 先生総合司会:京都大学医学研究科泌尿器科学 教授 小川修 先生

1.「排尿についての基礎知識、残尿について」

京都市立病院 泌尿器科 医師 上田朋宏 先生

〜排尿のしくみとどんな症状があるのか、どんな検査があるのか、どんな治療があるのか、膀胱の役割などについてお話いただきました。〜

 
膀胱とその役割、自律神経とのかかわりについて
膀胱は粘膜で覆われています。その中におしっこをためます。膀胱の役割は2つあり、「ためる」ことと「出す」ことです。平均して200ml〜400ml、おしっこをためることができます。

おしっこは、みなさんがご飯を食べて胃腸で消化吸収する神経(自律神経 副交感神経)によっておしっこを出し、運動して心臓がドキドキしたり、呼吸をハーハーさせる神経(自律神経 交感神経)によって、おしっこをため、漏らさずにしておけるのです。

排尿の中枢(コントロールしているところ)は頭の中にあります。膀胱の機能が調節されます。おしっこが出にくくなったり、漏れたりしますと、抗コリン薬などで副交感神経をおさえ、おしっこを出にくくしたりして治療します。

膀胱の周囲にはたくさん神経があるため、妊娠や手術などによっておしっこの問題が出てくることがあります。歳のせいだとあきらめている方も多いですが、色々な改善方法があります。
 
市民公開講座「みんなで考えよう!おしっこの問題」の様子残尿について
おしっこは膀胱に貯められ、トイレで出すわけですが、すべてが排尿されず、尿が残る場合があります。これを「残尿」といいます。
 
残尿感があった場合
残尿感があった場合、検査が必要です。検尿(膀胱炎はないか)や残尿測定(排尿後に膀胱に尿の残りはないか)をおこないます。従来、これらの治療には日数を要しましたが、今ではおむつや尿道留置カテーテル(おしっこを抜く)などで、おしっこの管理がしやすくなりました。

 


2.パネルディスカッション 〜尿もれと向き合うために〜

〜治療、介護、看護、行政等さまざまな側面からお話いただきました。〜

<治療の面から>

  • 「女性の尿もれ〜あなたは腹圧性?切迫性?」
    名古屋第一赤十字病院 女性泌尿器科 医師 加藤 久美子 先生
    名古屋第一赤十字病院 女性泌尿器科 医師 加藤 久美子 先生 〜女性に多い腹圧性尿失禁、切迫性尿失禁などについて、わかりやすくご説明いただきました。〜
  • 「鍼治療」
    明治国際医療大学 臨床鍼灸学教室 助教 本城 久司 先生
    〜排尿障害において薬でも効果がないものに対し、鍼治療で尿意をおさえ、排尿回数を減らすなどの効果が期待できる場合もあります。いろいろな疾患に対する鍼治療についてご紹介いただきました。〜

<介護の面から>

  • 「排泄用具の情報館、むつき庵の意義と活動」
    むつき庵 所長 浜田 きよ子 氏
    〜むつき庵の活動についてご紹介いただきました。〜

<看護の面から>

  • 「女性に多い尿失禁を予防する体操、泌尿器科受診に役に立つ排尿日誌」
    日本コンチネンス協会 看護師 山口 昌子 氏 
    〜参加者と一緒に骨盤底筋体操をおこないました。排尿日誌のつけ方などもご説明いただきました。〜

<行政の面から>

  • 「排尿管理センターのご紹介及び京都府等の行政の排泄に対する取り組み」
    NPO快適な排尿をめざす全国ネットの会 理事 奥野 一輝 
    〜NPOの取り組みや行政の「おしっこの問題」への取り組みをご紹介させていただきました。〜

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