看護師のお役立ち情報コーナー

寝たきりの方へのおむつの交換回数の決め方について

意識障害や経管栄養で寝たきりの患者さん、おむつを利用されておられる方。そのような方に対し、おむつ交換の回数を、施設や在宅においてどのように決めていくべきか迷われた経験はありませんか?

最近では、おむつの種類が増え、機能もよくなりました。「どのおむつを使い、何時に交換することがよいのか」、「患者さんにとってよい交換時間はいつか」と迷われたときに、おむつの種類や機能、患者さんの状態なども考慮し、交換回数を決められることをお勧めします。 寝たきりの方のおむつでの失禁のイメージ

現在、介護現場においての排泄ケアは、必ずしもおむつ外しがよいわけではありません。また、おむつの交換回数が多ければよいとも限りません。「ご本人やご家族はどうされたいのか」といった視点で考えていきましょう。

また、おむつを使用されているということは、トイレに行くことができず、おむつでの失禁の可能性があります(機能性尿失禁)。

最初にご本人が排尿障害(残尿など)による溢流性尿失禁でないことを確認しておく必要があります。つまり残尿が少ないかどうか確認しておくことが大切です。もし、残尿が多くあり、失禁がある場合は、残尿をなくすことがケアより優先されなければなりません。このような場合、専門医やかかりつけ医などに相談し、治療していく必要があります。

交換回数を決める要因は、
1.睡眠状態
2.本人の生活パターン、昼夜逆転の有無
3.1日の排尿量
4.スキントラブルの有無
5.介護力=マンパワー
6.経済力
です。

まず、夜は、「しっかり寝る」ことに重点をおきます。たとえば、何回もよく起き不眠になる方は、夜ぐっすり寝ることのできる方法を考えます。自分にあったよい方法を考えることによって、生活の昼夜逆転を避けることができます。また、尿が少し出ても目が覚める方に対し、尿量などを計測し、おむつの交換回数をできる限りご本人のリズムにあわすようにします。あわせて、介護するご家族の睡眠も考慮しなければなりません。夜間のおむつ交換が負担になるご家族も多くいらっしゃいます。

おむつを交換のイメージ皮膚状態がよくない場合は、ケア用品を見直し、排泄があれば出来るだけ早くおむつを交換するようにします。交換の際、おむつから尿が漏れないようするには、排尿されたおむつの重さを量り、1回の尿量及び交換する時間の排尿量と吸収量のあうおむつを選びます。スキントラブルの有無、マンパワー、家族の経済状態からおむつの選択を決めていくとよいでしょう。

排便があった時は、すぐおむつを交換してください。ご本人が快適であり、ご家族や介護者の方々が気持ちよくおむつの交換をおこなうことが大切です。

経管栄養(けいかんえいよう)
経口摂取が不可能あるいは不十分な患者さんに対し、対外から消化管内に通したチューブを用いて流動食を投与する処置です。


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