福祉用具に関してのお役立ち情報コーナー
介護用下着『小町寝』
介護するとき、困ることのひとつに、介護される方が点滴や胃ろうチューブなどをご自分で抜いてしまわれることがあげられます。
「胃ろう」とは、体の外側から直接胃に栄養を流し込むためにあけられた穴のことです。そこに専用のチューブを差し込んだままにしておきます。抜いてしまうと、自然治癒力で穴が塞がってしまうのです。でもやはり違和感がありますので、無意識に抜きたくなるのでしょうか。
病院では、状況によっては患者様がチューブを抜かないよう、手を縛ったり、指が自由に使えない手袋をはめたりすることもあります。それでも患者様が抜くことがありますし、認知症の方はこのような行為を抑制されることで、症状が悪化することもあります。
また、介護する側にとって、頻繁なオムツの交換は重労働です。これらの問題を着用してもらうだけで、解決できる製品があります。
介護用下着『小町寝』です。

『小町寝』には、前面にファスナーがついており、それを閉めると体にフィットし、介護されるご本人が『小町寝』の上からおなかに触れる自由は残りますが、カテーテルなどのパーツを抜くことはできません。
形態は、キャミソール+パンツのようなユニークなもので、脱ぎ着の負担を節減します。また、下腹部はひもで開閉できるため、楽におむつ交換ができます。
症状はそれぞれ違いますから、この製品が全てを解決できるとは限りませんが、実際介護をされるとき、チューブを抜いてしまわれるようなトラブルが続いたなら、腕などを縛りつける前に一度お試し頂くとよいかと思います。
こちらのホームページで詳しい情報が確認できます。
安心排泄ドットコム http://anshin-haisetsu.com/
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